振袖選びは親の希望に沿ったあの頃

思い出に残った成人の日

2020年12月17日 16時28分



私は成人式で振袖を着たかったのですが、レンタル料が高いということもあり、興味のあった袴姿にしました。

私は高校を卒業して就職したこともあり、卒業式で袴を穿く機会がありませんでした。
振袖は親戚の結婚式で着たことがあったので、成人式で袴を穿こうと思いました。

袴も振袖を扱っている貸衣装のお店で借りました。
職場の先輩が利用していたお店のようで、私もそのお店を紹介してもらいました。

いろいろな袴があったのですが、私は一番オーソドックスな紺の袴と、矢絣の着物を選びました。
振袖と同じように着付けとメイクが必要なので、近所の昔からやっている美容院に予約をしました。

さらにそのお店の真向かいにある写真館でも前撮りしてもらうことになりました。
成人式の当日はいつもよりも早く起きて、予約していた時間に美容院へ行きました。

最初にメイクや髪の毛をセットしてもらいました。
メイクは洋装とは違って、和服に似合うような化粧でした。
おしろいでいつもよりも顔が白くなりました。

それから着付けが行われました。
見た目は袴姿ですが、矢絣の着物を着た上に袴を被せるような形で着ました。

腰回りを太くするために、タオルを何枚か巻いたので、かなりお腹周りが苦しくなってしまいました。

他にも地元の同級生が何人か美容院へ来ていました。
それぞれ高校が別で、中学校の卒業以来の再会でした。

一人の子は髪のセットとメイクだけ終わらせた時点で、振袖の着付けまで時間があると言って、自転車で自宅にいったん帰って行きました。
普段着と頭のセットのギャップが面白く、私は笑ってしまいました。

私は無事に全て終わってから、すぐに目の前の写真館へ行きました。
そこで早速写真を撮ってもらい、後日、それを取りに行きました。

昔ならそれがお見合い写真として使われたそうですが、私はその後、その写真を使うことは一度もありませんでした。
それでも立派なアルバムに写真が納まったのを見て、とても良い記念になったと思いました。

成人式は地元の大きなコンサートホールで行われました。
友人と待ち合わせをしていた時間よりも早めに到着しました。

ちょうど職場の同僚も振袖を着て、お母さんと会場へ来ていました。
そこで私は同僚と一緒に写真を撮ってもらいました。

普段着なれない袴姿だったので、歩くのには気を使いました。
しかし、天候に恵まれたので、借りた衣装も汚すことなく無事に成人式を終えることができました。

その日は夜に飲み屋街へ友人と飲みにいくことになっていました。
そのため、成人式が終わったらすぐに普段着に着替えました。

髪の毛もほどいていつもの髪型にしました。
メイクだけは和装風だったので、違和感がありましたが、そのまま飲みに行きました。

成人の日は今でもとても良い思い出となっています。